ごあいさつ
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三浦三崎港は城ヶ島を外防波堤とし、相模湾と東京湾の海底段差によって潮流が差す、三崎瀬戸と呼ばれる天然の良港であります。 古来より諸国廻船が風待ちの港として、往来が闊達に行われてきた歴史ある漁港であります。由来、黒潮の恩恵を受け、南方の多 くの漁民が「かつお・まぐろ」を追ってこの漁港を利用したことから日本有数の「まぐろ」の港として繁栄してきました。

三崎魚類株式会社はこれら多くの歴史的背景を受けて昭和25年6月に農林省(現・農林水産省)の許可指定を受け、公認出荷機関と して設立されました。創業から半世紀が経過する中で戦後の食糧難を支え、また、ビキニ環礁での被爆による多数の被害、数度のオ イルショック、冷凍革命による漁船の大型化と遠洋操業、商社による一船買いの台頭、沿岸国の排他的経済水域の制定、全漁獲海域 での資源の枯渇、減船問題など数多くの困難に遭遇してきましたが、先人達の英知と努力によりこれらを克服し今日に至っております。

国内船のみならず国際船の生産者の協力を受け、市場に於いては仲買人・買参人の方との協力により荷受けとして中核をなしてきました。

三崎魚類株式会社は今後も生産と流通の接点の重要な立場を認識し、この歴史に恥じることなく荷受としての連携強化を図りながら廻船と流通強化に全力を注ぎ今後もずっと「美味しくて安全なまぐろ」が食べ続けられるよう役職員一同全力で業務に取り組み精励努力する所存であります。これからも「三崎のまぐろ」により一層のご理解とご支援を賜りますようにお願い申し上げます。

三崎魚類株式会社
代表取締役 篠田 和也